千葉・秋葉原 インプラント通信

2012年11月29日 木曜日

歯周病と胃潰瘍との関わりについて

『胃潰瘍の原因はストレス』とよく言われることですが、近年、胃潰瘍が細菌感染によっても起こることが明らかになってきました。
一般の細菌では住み着くことができないほどの強い酸性の胃の中でも住み着くピロリ菌というものです。

この細菌は、胃液の成分からアンモニアを作り、自分たちが生きていける環境を作っているのだそうです。
その上胃がんまでも引き起こすといわれています。
ところが、歯周病が進み、歯周ポケットが深くなると口の中にもピロリ菌に似たキャンピロバクターという細菌が増えてきます。

通常、人間の体には免疫反応という身体を守る機能があります。
ところが、免疫反応は逆に身体を攻撃するアレルギー反応を起こす場合があります。

そのため、キャンピロバクターを排除しようとするアレルギー反応が強く出た場合には同時にピロリ菌に対してもアレルギー反応を引き起こしてしまうことも考えられるのです。


その結果、歯周病と胃潰瘍、双方が悪くなってしまうことがわかってきています。
まだまだ様々な点で研究がつづけられていますが、口の健康が全身の健康にいかにつながっているのかを認識し直すことが大事なことだといえます。

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2012年11月29日 木曜日

歯周病と妊娠についての関わり

女性の場合には違った影響があります。
まず、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが歯周組織の炎症反応に影響を及ぼすことがわかっています。

プロゲステロンによって歯肉の毛細血管の拡張と透過性を進ませ、炎症反応を大きくさせます。
妊娠した時には女性ホルモンの濃度が上昇しますのでその受ける影響は多大なものがあります。

妊娠中はつわりなどにより口腔ケアが出来ないケースも多いため、歯周病になりやすくなることも影響しています。
近年では、妊娠中の歯周病による炎症で作り出されるプロスタグランジンE2という物質が早産を引き起こし、低体重児出産にかかわってくることがと報告されています。
歯周病と早産はかけ離れたように感じることではありますが、歯周病を持つ妊婦では早産の可能性が通常よりも7から5倍も高まるという報告もされており、現に低体重児生産の母親に歯周病の方が多いといわれています。


また生まれた赤ちゃんもむし歯にかかりやすく、進行が早いことがわかっています。
こうしたことを考えると、歯周病一つであってもきちんとしたケアが必要になってくるのです。

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2012年11月22日 木曜日

歯周病と糖尿病の相互関係

現在、糖尿病は国民病ともいえるほどによく知られた病気となっています。
そんな糖尿病と密接な関係にあるのが歯周病です。

糖尿病は体内でインスリンの分泌がうまくいかないことで起きる病気です。
現在、歯周病によりつくられるサイトカインという炎症物質がインスリンの働きを抑えてしまうことがわかっています。

そのため、血糖のコントロールがうまくいかなくなり、糖尿病が悪化してしまうのです。
それゆえ歯周病を治療することが、血糖のコントロールの改善の手助けになることがあるのです。
逆に糖尿病が歯周病を重症化させることもよく知られています。
糖尿病によって血管や神経はうまく働かなくなりますので、糖尿病が進んでいくと、全身の毛細血管がもろくなるわけです。

それはすなわち防御力が低下している状態ということですから、歯周病による細菌感染を受けやすい状態となってしまうのです。
その結果、歯周病は悪化していく、という図式ができてしまうのです。


このような事例ひとつでも、身体というものが相互に影響し合っているのがよくわかります。
結局、全身をトータルに考えることが必要、ということになるのです。

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2012年11月15日 木曜日

歯周病と感染性心内膜炎

歯周病と全身の健康に関して密接なつながりがあることはすでにお話しした通りです。
まずは感染性心内膜炎。

これは歯周病を持っていた場合に発症すると命に危険性のある怖いものです。
この病気は歯ぐきが健康な人に比べ、発症率が1.5倍から2倍多いという報告がされています。
特にもともと心臓の弁に異常のある場合には更に要注意です。

まず、歯周病菌は心臓の弁に付着しやすい特性を持っています。
そしていったん細菌が弁につくとそこで細菌が増殖を始めます。
すると心臓内の血流に渦が生じ、よどんだ血液は固まり血栓を形成します。


この血栓が問題なのです。
血栓が脳の血管を詰まらせると脳梗塞、心臓を養う血管を詰まらせると心筋梗塞が起こります。
双方ともに重篤な後遺症を引き起こすことがあります。


結局血栓というものは時限爆弾のようなもので、どこに飛んで行ってどこで詰まるかは予測することはできません。
予防をすることが一番の対処方法といえます。
そのためにも歯の定期検診は忘れずに受けることが第一ということになるのです。

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2012年11月13日 火曜日

歯周病と全身の健康とのかかわり

歯周病は成人の8割がかかっているといわれています。

歯茎から血が出る、歯がぐらぐらする、朝起きた時に口の中がねばねばする、歯茎がやせてくる、歯がのびたように感じる、口臭がある、などの症状が一つでもあった場合には歯周病の疑いがあります。

歯周病自体、口の生活習慣病といわれるほどありふれた病気の印象があります。
しかし、歯周病は歯垢(プラーク)や歯石に含まれる細菌やそれらが作り出す毒素が引き起こす歯茎の慢性炎症なのです。


さらにその菌や毒素は口内にとどまるだけでなく、歯肉の毛細血管から大きな血管へ入り込み、更には循環して心臓に送られ、全身に回ることになります。
それゆえに様々な全身の健康状態とも深くかかわってくることになるのです。

全身の健康状態は定期健診でチェックする機会がありますが、歯周病に関しては自治体での検診はあるものの、やはり個人が自分で守るしかないのです。
歯の健康が全身にかかわっていることを前提に日頃から定期健診を受け、虫歯、歯周病などのチェックをすることが大切なのです。


次回からどんな病気が歯周病と関連があるのか、一つずつあげていきたいと思います。

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