歯科コラム

2011年10月 6日 木曜日

ビタミンと歯周病

ビタミンCはアスコルビン酸とも呼ばれる水溶性のビタミンで、アセロラやグレープフルーツ、レモンなどに多く含まれ、コラーゲンの生成、抗酸化作用、骨と歯の形成、解毒作用などに関与しています。

コラーゲンは体内の細胞間のいたるところに存在し、組織を形作り、肉体に適度の硬さと柔軟性を与えているものですので、ビタミンCが不足すると、コラーゲンがうまく生成されなくなり、歯のぐらつき、皮膚からの出血、怪我の回復や免疫機能の低下、血管が破れて出血する壊血病などにつながります。歯周病は、ビタミンCの欠乏症として知られる壊血病の典型的な症状の一つです。

因みに、喫煙者はノンスモーカーと比べて歯肉炎を起こしやすく、歯を失うリスクが高い傾向があります。これは、喫煙によりビタミンCが破壊され体内のビタミンCが減ってしまうことで、歯肉組織のダメージが広がりやすくなる下地ができてしまった上に、たばこの煙に含まれている活性酸素が歯肉の表面にある細胞にダメージを与えるためです。

喫煙は、百害あって一利なし。
健康促進を狙い、最近また、たばこ税の増税が検討されているようですが、喫煙者の更なる減少、更には歯周病患者の減少に、つながるでしょうか。

投稿者 医療法人社団明佳会