歯科コラム

2011年10月 6日 木曜日

ビタミンと歯周病

ビタミンCはアスコルビン酸とも呼ばれる水溶性のビタミンで、アセロラやグレープフルーツ、レモンなどに多く含まれ、コラーゲンの生成、抗酸化作用、骨と歯の形成、解毒作用などに関与しています。

コラーゲンは体内の細胞間のいたるところに存在し、組織を形作り、肉体に適度の硬さと柔軟性を与えているものですので、ビタミンCが不足すると、コラーゲンがうまく生成されなくなり、歯のぐらつき、皮膚からの出血、怪我の回復や免疫機能の低下、血管が破れて出血する壊血病などにつながります。歯周病は、ビタミンCの欠乏症として知られる壊血病の典型的な症状の一つです。

因みに、喫煙者はノンスモーカーと比べて歯肉炎を起こしやすく、歯を失うリスクが高い傾向があります。これは、喫煙によりビタミンCが破壊され体内のビタミンCが減ってしまうことで、歯肉組織のダメージが広がりやすくなる下地ができてしまった上に、たばこの煙に含まれている活性酸素が歯肉の表面にある細胞にダメージを与えるためです。

喫煙は、百害あって一利なし。
健康促進を狙い、最近また、たばこ税の増税が検討されているようですが、喫煙者の更なる減少、更には歯周病患者の減少に、つながるでしょうか。

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2011年10月 6日 木曜日

年齢と歯

歯偏を部首にした漢字に「齡」がありますが、この字は、歳の意味をあらわす「歯」と「レイ」という読み方を示す「令」とが組み合わさって出来ています。
古代中国の人たちは、歯の状態が人間の成長過程や歳をとってゆく姿をあらわすとして、年齢の「齢」という字に歯偏をつけました。素晴らしい感性ですよね。

歯を見るとおおよその年齢がわかるといわれており、実際、歯の擦り減り具合(咬耗)や、歯茎の退縮具合などで、ある程度の年齢が推定できます。

「歯の擦り減り具合」というのは、永久歯が12歳前後に生えそろった後は二度と生え替わることはなく徐々にすり減っていくために、その擦り減り具合で年齢を推定できるということです。歯がすり減ることを咬耗といい、それが一番わかりやすいのは下の前歯の先端です。

大体20から30 歳で先端部が若干すり減った状態になります。30から40 歳には、咬耗が進み、象牙質が点状又は糸状に露出し、さらに40から50 歳では象牙質がある程度の幅を持って露出します。50歳にもなると、顕著な咬耗が認められるようになります。

もう一つ、「歯茎の退縮具合」というのは、歯茎は1年に0.1mm退縮していくといわれているので、その度合いで年齢を推定できるということです。この退縮の度合いは歯周病の進行とともに大きくなっていくので、歯周病の進み具合によってもある程度の年齢は推定できます。

現実には、10歳代から歯周病にかかり始める人もいます。そして、20から40歳代にかけて徐々に悪化し、そのうち歯茎が痛みだしたり、歯がぐらつくようになります。

歯を若く健康に保つことは、身体が若々しく健康でいるために不可欠です。
咬耗は、かみ合わせの深さや歯ぎしりでかなり変わってきます。また、歯周病は、ひどくなってからでは治しにくいといわれています。予防、検査で悪化は防げます。早めに予防対策等、してくださいね。

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2011年9月28日 水曜日

予防歯科に対する日本人の認識

虫歯になってから、歯を失ってから治療する、では手遅れです。最近では歯が悪くならないように予防していく事の意識が高まり、予防が今後の歯科医院のスタンダードとなりつつあります。しかし、予防歯科に対する日本人の認識は諸外国に対して非常に低いです。世界で一番予防が進んでいるスウェーデンでは歯科の定期検診受診率が大人で80%以上、子供にいたっては100%近くが定期検診を受けています。 他の先進諸国でも70%ほどの受診率が一般的になってきたのに対し、日本では、10%以下の定期検診受診率にとどまっています。


 

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2011年9月28日 水曜日

フッ素の使用時期

フツ素は生えてきて間もない歯に使うのが最も効果的です。乳歯は生後6ケ月~3歳半頃、永久歯は4歳頃~中学3年生頃に生えて来ますので、その時期にあたります。
中学生までフツ素うがいを続けた子は大人になってもむし歯が60%も少ないという研究が発表されており、さらに、大人の歯の根の部分に出来るむし歯にも20~30%の予防効果があるという研究報告もあります。フツ素の利用は一生続けたほうが良いでしょう。
ただし、フツ素はそれぞれの患者さんの年齢やお口の中の状態に合った使い方や量 があり、間違えると効果が得られなかったり、副作用が出る場合もありますので注意が必要です。
 

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2011年9月28日 水曜日

フッ素の効果

日本の子供の虫歯は20年前と比較して激減しています。その一番大きな理由がフッ素入り歯磨き粉だと言われています。
人の歯の表面はエナメル質で被われており、フッ素はこのエナメル質に取り込まれるとフルオロアパタイトというむし歯に強い物質に変えることができます。また、自然治癒が可能な初期のむし歯の場合、フッ素を塗ることで治癒を助けることが出来ます。
フッ素塗布は、ご家庭でフッ素入りの歯磨き粉やスプレーを使って毎日低濃度のフッ素を取り込むことや、年に3,4回ほど歯科医院で高濃度のフッ素を歯に塗ることによって出来ます。


 

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2011年9月28日 水曜日

バイオフィルムとPMTC

虫歯の原因菌であるミュータンス菌が歯の表面につくと、酸を出し歯を溶かすと同時に、ネバネバした物質を作り出し、バイ菌同士がより強く結びつくようになります。
そして、歯全体に粘々した膜がべったり付着します。これがバイオフィルムです。
バイオフィルムを放っておくと、それに守られたバイ菌は毒素をどんどん産生し、虫歯が悪化してしまいます。
しかし、バイオフィルムは、水や唾、フッ素などの薬も弾いてしまうので、通常の歯磨きでは破壊できません。そのため、機械的にこのバイオフィルムを破壊する、PMTC治療が必要なのです。
 

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2011年9月28日 水曜日

ミュータンス菌とキシリトール②

キシリトール先進国のフィンランドでは、約20年前からキシリトールを使用してきました。その結果、今では世界一虫歯の少ない国になりました。6歳児の虫歯数は一人平均一本以下です。キシリトールが虫歯予防に有効だという証拠です。
キシリトールを摂取するには100%キシリトールガムを使用するのが効果的です。
虫歯の予防効果を期待する場合は、なるべく砂糖が配合されていないことが大切で、キシリトール濃度は最低50%は必要だと言われています。また、キャンディーや板状のガムより粒状のガムの方が、より効果が高いという報告があります。


 

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2011年9月28日 水曜日

ミュータンス菌とキシリトール①

虫歯の原因となる細菌の1つにミュータンス菌というものがあります。このミュータンス菌はもともと口の中には存在しないのですが、歯が生え始める生後8カ月頃から、主に母親の口移しでミュータンス菌が繁殖します。この繁殖を抑えてくれるものがキシリトールです。
ミュータンス菌は砂糖を栄養にして酸を産生し、その酸が歯を溶かして虫歯ができます。ミュータンス菌はキシリトールも取り込みますが、エネルギーを消耗し、栄養不足になるだけで、酸も産生しません。その結果、ミュータンス菌は激減し、虫歯ができにくくなります。


 

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2011年9月28日 水曜日

コラムはじめます。

歯科治療や歯に関するコラムを定期的に執筆いたします。

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